2010年6月5日土曜日

文化の違い

国際結婚ということでジャーナリズム専攻の大学院生にインタビューされた。

私は日本人と結婚したことないので同国人との結婚と比較することはできないのだが、と前置きした上で経歴を少々話したが、はっきり言ってあんまりその文化の違いに由来する何か、というのを私自身は見出せないので、大学院生もインタビューのし甲斐もなかったのではなかろうかと思う。申し訳ない。

義理の両親との関係においても、ほかの義理の両親を持ったことがないし、実際のところ、逃げ道的な言い方で申し訳ないとは思ったが、「人による」んではないかと。私の場合、申し訳ないほど義母との関係も良好なので、洋の東西を問わず言われる嫁姑の確執のようなものもあまりわからない。

自国から出たことがなく、自国の人以外と接する機会の少ない人にとっては、遠き日いずる国から来た人のカルチャーショックはそれこそ計り知れないものと想像するのだろうが、それによる苦労、みたいなものはないような感じがする。この11年間のうちに見失ったのであろうか。そんなことはないと思うが。

カルチャーって言ったって、習慣の違い程度のものならばショックではない。慣れるだけというような。ま、なんでもソフトタッチで動く電子でポップな都市、トーキョーから来たものとして、鉄製機械仕掛けのマニュアルなトリノは20年くらいバックトゥーザ近過去という感じではあるが、これ、たとえば日本の過疎化したような田舎に嫁ぐのと比べたら屁でもないような気がするし。

だから、文化の違いって何、と思う。厄介な問題に突き当たってしまった。厄介というのは、別に考える気もなかったのに思い出さされたという意味で。

来週あたり夫にもインタビューするそうだ。私は夫がどういう風に思っているのかに興味津々。ただ、それもやっぱり個人的なレベルでの話しに終始すると思う。文化にまで波及するような壮大な夫婦ではないから。