2011年8月30日火曜日

Mine Vaganti...映画『明日のパスタはアルデンテ』

今週日本でも公開になったイタリア映画『明日のパスタはアルデンテ』。
某新聞社のサイトで紹介記事を見、へえ、こんな映画あったんだ、どれどれ、と興味を持ちました。
イタリアの家族の物語。様々な人間模様と苦悩が描かれるものの、最後には大団円で、外国人の私たちが持つ、イタリアの明るいイメージを裏切らないのはそれは、監督が外国人であるからではないか、と記事は結ばれています。
それにしても・・・すごい邦題。何がどうしたくてこんなにパスタにこだわるんでしょうか。たしかに主人公一家はパスタ工場を経営しているけど、主題とはあまり関係ないし。
そして、明るく楽しいイタリアのイメージなぞを、イタリアで活躍する外国人(トルコ出身)映画監督オズペテクが持ちうるものだろうか・・・。同じ在伊外国人としてははなはだ疑問。外国人がこの国でまず最初に見に付けるのって、そんな温かな視点ではなく、せいぜいがシニカルな視点であって・・・と記事に対して不信感噴出、別の意味でぜひ映画を見てみたくなりました。

で、即その夜鑑賞。
「Mine Vaganti」という原題からしてなんとなく私の記事に対する不信感を裏付けてくれる感じ。なぜなら原題を直訳すれば、浮遊機雷という、なんとも不穏なタイトルだから。これは、ある過去を持つ祖母だけでなく、主人公らもその時代、その個人による様々な問題を抱えていることを示唆していると解釈したのだけれど・・・。

今検索してみたら、他にもいろいろな新聞社や映画サイトにも紹介があるようなのですが、どの記事でも大団円で丸く収まっているとのレビュー。・・・何をもってこのレビューが出てくるのか私にはさっぱり。もしかしたら最後のシーンを持ってそう言わしめているの?だとしたら、恐ろしいくらいイタリア=陽気の偏見の毒に侵されているとしか思えないのですが・・・。

公式サイトのコメントを見てみて私が信用できると思うのは、イタリアに住んだことのある人やイタリア人芸能人のコメント。ドイツやアメリカのメディアもやはり、「陽気なイタリア」 「風光明媚な南イタリア」の毒に侵されている・・・。

映画としては、悪くない映画だと思うので、みなさんも実際に見てみて、よかったら感想を教えてくださいね。

2011年8月1日月曜日

Guido gobinoで夏のビチェリン

近年頭角を表してきたチョコレート店、グイドゴビーノ。
本店はトリノ郊外なのですが数年前にvia lagrangeにもショップがお目見えしました。
どこのチョコレートショップもお値段は張るのであまり期待せずに覗いたところ、実はかなりのお手頃価格!
日本から友人が来ていた翌日、別のお友だちとも近くを通る機会があったので、テラスでビチェリンの夏バージョンをトライ!
お味自体は特筆する事がなく残念ですが、試験管のような入れ物に入ってでてきます。
次回はチョコ味のグラニータが試してみたいです...。